大腸がん検診について
がんによる死亡者数をみると、大腸がんは、女性第1位、男性では第2位になります。
飲酒や肥満などの生活習慣や食生活の欧米化に伴い増えているがんです。
早期の段階では自覚症状がないと言われています。
大腸にがんができると排出された便の中に微量の血液が混じることがあります。この血液の有無を調べるのが、便潜血検査です。
痔や良性のポリープでも出血することがあります。
便潜血検査には、1日法と2日法があります。1回の採取では判定ができない場合もあり
ます。検査の感度を高めるために、2日法をおすすめします
死亡者数が多いがん 2021年
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1位 |
2位 |
3位 |
4位 |
5位 |
男性 |
肺 |
大腸 |
胃 |
膵臓 |
肝臓 |
女性 |
大腸 |
肺 |
膵臓 |
乳房 |
胃 |
男女合計 |
肺 |
大腸 |
胃 |
膵臓 |
肝臓 |
国立がんセンター情報サービス[がん登録・統計]
検査方法は?
便潜血検査
最も一般的に行われている検査方法です。
2日分の便を採取して、潜血反応を調べます。
大腸内視鏡検査
内視鏡を使用して、全大腸を直接観察します。便潜血反応陽性の方は、積極的に検査を受けることをおすすめします。
※ 当院では、行っていません。便潜血反応陽性の方でご希望の方には、精密検査機関をご紹介いたします。
早期の大腸がんを診断するために
定期的に検査を受けること。正しい検査(正確な便採取)を行うこと。便潜血検査で陽性反応が出た場合には、積極的な内視鏡検査の受診が必要です。