足立区・綾瀬駅西口下車3分|医療法人社団 俊秀会 エヌ・ケイ・クリニック|健康診断・人間ドック・脳ドッグ・肺ドック・乳がん・子宮がん検診

乳がん検診について

乳がんは、女性のがん罹患率(罹りやすいがん)の第1位です。年々増加しています。最近の統計では、日本人女性の9人に1人が乳がんに罹ると言われています。30代後半から増加し、40代後半と60代後半~70代前半にピークが見られます。2019年には、年間に97,000人以上の女性が乳がんに罹患しました。
乳がんに罹患する年代の女性は、社会や家庭、地域での重要な立場を担う方々です。早期発見と早期治療が重要です。
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検査方法は?

乳房X線(マンモグラフィ)検査

image 乳房を伸ばし機器で圧迫して撮影します。乳がんが発生する乳腺を広げて薄く伸ばすことが目的です。
乳腺を伸展させることで乳房内部を鮮明に観察することができ、放射線の被ばく線量を少なくします。
そのために、検査時に痛みを感じる方もいます
乳がんの存在を示唆する微小な石灰化や腫瘤の有無を診断します。
撮影装置は、最新型の直接変換式FPD装置(Flat Panel Detector:平面デジタルX線検出器)を導入しています。検査に伴う痛みを軽減し、精度の高い画像を提供します。判定は、フルデジタル画像を医師が二重読影をします。
撮影は、乳がん検診精度管理中央機構の認定女性技師が行います。

乳房X線(マンモグラフィ)撮影と画像

image ・乳房を斜めに挟む(内外斜位方向撮影)
・乳房を上から挟む(頭尾方向撮影)
それぞれ左右行います。乳腺は白く、脂肪は黒く写ります。腫瘤は、白い陰影で現れます。
白い乳腺の中の腫瘤を見つけるためには、専門的な知識と経験が必要です。
当院では、認定医師による二重読影(二人の認定医師による画像の診断)を行っています。
内外斜位方向 撮影
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頭尾方向 撮影
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乳房超音波(エコー)検査

image 乳房表面にプローブ(探触子:超音波の信号を送信してはね返ってきた信号を受取る機器)をあて乳房の中を詳細に観察する検査です。乳房を多方向で観察します。
受診者は、リアルタイムの動画を観察しながら検査を行います。
腫瘤の発見や判定に優れています。病変の組織型の判定ができ組織分解能が高い検査です。
特に、若年者の方に効果を発揮します。
判定は、医師が行います。撮影は、超音波検査士、乳がん検診精度管理中央機構の認定女性技師が行います。

乳房超音波(エコー)撮影と画像

乳房にプローブをあてて、リアルタイムの動画を観察しながら、乳房全体を観察します。                                      
白い部分が乳腺です。腫瘤は、黒い陰影で現れます。
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マンモグラフィ検査と乳房超音波検査について

マンモグラフィ検査は、40歳以上の方に死亡率減少効果を示す相応な証拠(エビテンス)が認められた唯一の検査です。
乳房超音波検査については、現在調査が行われている最中です。しかし、若年者の乳がん発見率が高いことが多く発表されています。
それぞれの検査には、他の検査と同じように長所と短所があります。特に30代の方は、マンモグラフィ検査と超音波検査の選択について難しいことが多いと言われます。
当院では、35歳以下の方には超音波検査をおすすめします。
20代の方
・超音波検査と月1回の自己触診をおすすめします。
30代前半の方
・超音波検査と月1回の自己触診をおすすめします。
30代後半の方
・超音波検査とマンモグラフィ検査を合わせた検診と月1回の自己触診をおすすめします。
40代以降の方
・マンモグラフィ検査と超音波検査を合わせた検診と月1回の自己触診をおすすめします。

早期に乳がんを診断するために

定期的な検査と自己触診が有用です。
乳がんは、女性のがんの中で罹患率が最も高いがんですが、早期で発見すれば90%以上の完治が見込めると言われています。
また、がんが1㎝になるまでに約7年かかると言われ、1㎝から2㎝の大きさに1年間でなる場合があります。今回の検査で異常が認めらなかったとしても、月に1回の自己触診を行って下さい。気になるときには、積極的に専門医療機関の受診をおすすめします。

安心していただける検査を提供するために

image 当院では、乳がん検診精度管理中央機構のマンモグラフィ施設画像評価【 デジタル(ソフトコピー) 】の認定を取得しています。
また、読影医師、撮影技師も認定取得者が対応します。